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植物生態生理学 Walter Larcher
佐伯敏郎監訳
1999 375pp シュプリンガー・フェアラーク東京

1 植物の環境
2 炭素の利用と物質生産
3 無機栄養の利用
4 水分生理
5 成長と発育に及ぼす環境の影響
6 ストレスと水

 植物生態生理学とは、「外的環境との相互作用に際しての植物の生活過程と生活表現の科学」という。本書では外的環境の変化に対し、植物が生理的にどのように反応するか、ということを中心に詳しく説明がなされている。随所に図が挿入され、わかりやすい教科書である。

 第1章では立地的および化学的伝達法、第2章では生物レベルの段階すべてにおける物質代謝と物質収支、第3章では化学的土壌要因についての諸反応と特殊性、第4章では水収支の構成タイプ、第5章では環境と関連した発育の動態、第6章ではストレス生理学が述べられている。

 原著は1994年に発行されている。比較的近年の成果が盛り込まれている。


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