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「小論文添削講座」第1回 課題 自己アピール

「自己アピール」

提出原稿
添削の留意点
  「あなたは何ができるか。簡潔に延べよ」と問われているのか。では、ひとこと。「たくさんの木を枯らせてきた」と答えよう。

 これまで三十年近く「木を植える」ことに携わってきた。「森づくり」や「庭づくり」ではなく、強風地帯や新たに土を盛った緑地帯と呼ばれる場所などへの植樹である。

 強風や硬い土などは木の生育にとって大きな負の環境要因で、ストレスのために植えた木は衰弱し、やがて枯れていくことが多い。これに植える時期を誤ったり、上体に比べ根が未発達な個体を植栽したりすると、枯れる割合はさらに高くなる。

 様々な場面に遭遇し、植えた木を枯らせてきた。おかげで知恵と知識もふくらみ、今では枯らさない術を身につけることができた。

 多くの人々は、植えた木はそのまま順調に育つと思っているようだが、ストレスには決して強くはない。これを技術として伝えていくことが私の役目なのだと考えている。

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○書き出しの部分については、最初の一文は不要

○エッセイと小論文では書き出しが異なる

○400字のなかで繰り返し同じ表現は使わないように

○「知恵と知識」は具体的に

06/04/24

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