2005年度日本造園学会北海道支部大会 ポスター発表

管理用園路の切土法面に造成された
一斉樹林の管理の検討

〜国営滝野すずらん丘陵公園における事例〜

薗田 里絵(1)
孫田 敏(2)
林 華奈子・今村 教雄(3)
田村 美奈子(4)

滝野公園では、管理用園路の切土法面に樹木を植栽し樹林景観を形成しながら法面保護を図ってきた。しかし、この樹林(林齢25年)は、高い植栽密度のまま放置されたために肥大成長が阻害され、樹高に対する胸高直径の割合(形状比)が著しく小さい不安定な状態になっている。林分の密度を下げて肥大成長を促す必要があるが、急激な密度減少は雪圧害や風倒害の危険性が増す為、徐々に密度を減らすことが重要になる。本報告では、シラカンバ(Betula platyphylla var.japonica Hara)とカラマツ(Larix leptolepis)の一斉樹林の生育状況を評価し、一般造林地における密度管理図を用いた間伐手法の検討と林分の生育予測について述べる。

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(1)(有)アークス
(2)(社)北海道造園緑化建設業協会
(3)札幌開発建設部滝野すずらん丘陵公園事務所
(4)前札幌開発建設部滝野すずらん丘陵公園事務所/現札幌開発建設部札幌道路事務所