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モンシャウ(Monschau)
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マース>
ルール
 夕暮れも近くなったころ、ルール(Rhur)の上流のモンシャウに向かった。漆喰と柱の家々がおとぎ話の中の家のように写った。ボン(Bonn)からもからもアーヘン(Ahen)からもほど近い観光地のようだ。ずいぶんと古い建物のようだ。

 ゆったりと流れる川ばかり見てきたので、急流にほっとする。

 案内してくださったアーヘン工科大学のルーベ教授によれば、かつて中国人たちが来てこの近くに露天掘りの石炭の選炭場をつくり街が栄えたのだそうだ。

 この日は、教授の家にご招待を受け、夕方おじゃました。ちょうどテレビでニュースをやっていて、日本のことが話題になっていた。なんでも日本海にロシアが核を廃棄したとのこと。日本のことがニュースになることなど、珍しいことらしい。

 この晩はルーベ夫人の手料理に舌鼓をうつことになる。ベルギーの浜まで買い出しに行ってつくったというスズキのクリーム煮だけはまだ覚えている。十分にいただいて、「Too enough」とだけ英語で答えていた。

  

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