プラットリンクはイザールとドナウの合流点近くの町だ。前日の朝、ニュルンベルクを発ち、いくつかの川を見た後にシュトラウビンク（Straubing）でドナウ河畔にでた。郊外でドナウを見た後にその日の宿を求めて走り回ることになった。10月も半ばになると観光シーズンもオフになり、小さな集落のガストホフは1Fのレストランこそ営業しているが、2Fの宿泊は閉めているところが多い。ドナウ沿いを下りながらいくつかの集落で聞いて廻ったものの宿が見つからない。そんなときようやくプラットリンクの街で一軒のガストホフに巡り会えた。

　いつものことだったが、宿に着くとまずは食事となる。その日も1Fのレストランで食事となった。地ビールにワイン。街のお客さんは、「日本人は初めて見た。今度はイタリア抜きで頑張ろうな。」って言ってたそうな。

　翌朝は遅い日の出を待って街の探訪へ。街はずれをイザールが流れている。もうずいぶん昔に河川改修が終わっているのだろう。まっすぐに流れるイザールがあった。高水敷はもう森になっている。いずれ「近自然」で再改修するのだろうなぁ。

　急ぎ足でガストホフまで戻ってくると、教会の前の広場に朝市が立っていた。近隣の農家の人達が収穫を運んでくるトラクターが走っている。ときとしてリアカーを牽いているのはベンツである。む〜、そうかベンツは国産車かぁ！