利尻島

2006年11月8日

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平成の大合併前、北海道に212市町村があった。そのうちすでに210市町村は曲がりなりにも踏破し、残るは利尻島の2つの町だけが残っていた。今回、利尻島の道路防雪林の設計の仕事を手伝うことになって、初めて利尻島に渡れることになった。

11月6日、札幌から車で移動し、夕方暗くなって利尻富士町鴛泊港に第一歩を印した。翌7日、鬼脇の旅館から仙法志の現場へと向かう。岬を回り曲がりくねった道を通り、ちょっとした小沢を横切ると、そこが利尻町、212番目の町。けっこうあっけなくゴールにたどり着いた感じだった。

さて調査の方は順調に7日中に終え、8日は朝一番のフェリーで本島に帰る予定。8日朝にちょっと早出をして、前日暗くなって撮れなかった写真を撮って旅館に戻ってみると、「今日は全便運休ですって」。折からの低気圧(佐呂間に竜巻をもたらした低気圧)で海は大時化。船が出ないのは如何ともしがたく、終日観光旅行でもするか、ということになり島のあちこちを車でうろつくことになった。

しかしこの時期、すでに観光シーズンは終わりを告げていて、島内のあちこちの施設はお休み状態。観光パンフレットを片手に施設のない景色だけを目当てに走り回る。残念ながら、3時間近く走り回ると、もう一周してしまう。<

結局早めに旅館に戻ってひと休みして、最後は温泉で締めた一日となった。