独身で、今よりはずっとずっと体力があったころ、けっこうスキーには行っていた。仲間と行くことの方が多かったような気がするが、時折一人で行くこともあった。滑るのが楽しかったから、一人、というのも苦にはならなかった。
1982年の冬のある日、残念ながら日付を書いていなかったので詳しくは忘れてしまったが、この日はスキーだけではなく写真も楽しもうと思い、カメラも持参していた。今ほどにはコースから外れることに関してはうるさくはなく、滑り降りる際時折コースの外にでてはアングルを探した。まだあのころはPENTAXのSPFを使っていた。レンズは35mm一本。
前日降った新雪にキタキツネの足跡。風雪に耐え、風雪に削られた木々のシルエット。
スキーも写真も、満足でした。