午前中、六甲・太子の森へ赴く。「ひょうご森の倶楽部」のヒアリングである。昼頃、小雨にあたられながら下山し、同行の二人と別れたあと異人館通りへ引き返す。
その名の通り異人館が連なる通りかと思っていったのだが、当時のいわゆる洋館が軒を連ねているというわけではなかった。
異人館はコマーシャルベースで運営されている様子で、いまひとつレンズを向ける気にはならない。植物のある光景に目がいってしまう。
カメラを持ち、ザックを背負ったおぢさんがひとりでうろついている姿はあまり想像したくない。ひょっとしたら私は、異人館通りの異人となっていたのかもしれない。