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2005年09月07日
■台風が恨めしい■
 さて、この時間、台風14号はどのあたりだろうか。ちょうど一年前、台風18号が北海道に上陸し、50年振りの大きな風倒被害をもたらした。そのとき、我が家のアカエゾマツもちょっと傾き、「すくと伸びる針葉樹」というにはいささか気が引けていた。また、ちょっとした風や冠雪で傾きが増すのではないかと、気が気ではなかった。

 今年の春に塀を直してもらった友達の造園屋さんに、「どうだろうかねぇ?」と話してみると、「台風までには何とかしておいた方が、いいんじゃないの」。

 まぁ、頭の中ではあきらめていた。そして、台風が近づいてくると判明した9月5日の晩、件の造園屋さんからTEL。「やばそうだから、明日の朝、切りに行くわ」。

 9月6日朝、ユニック車に乗って彼は駆けつけてくれた。いろいろ段取りを打ち合わせ、私は後ろ髪を引かれる思いで事務所に出社。
 夕刻、奥さんが「やっぱり寂しい」と写真をメールで送ってくれた。「ここに来て17年。大きくなったのは子どもたちだけではありませんでした」とことばが添えてあった。

 実は、各家庭で屋根よりも高くなる木を一本でもいいから植えてくれたら、街並みはずっとすてきになるのに、という思いでシラカンバやアカエゾマツを植えていた。でもやっぱり難しい。風に煽られて倒れて、我が家にだけ被害が及ぶのであれば、それはそれで致し方ないとあきらめもつくのだが、隣の家に倒れたり、はたまた根返りで隣の土台を壊したりしたら取り返しがつかなくなる。狭い庭に、大きく根の張る空間を確保しようとするのはどだい無理だったのか…。

 それにしても去年の台風18号。1年後にそのツケを回してきた。
 ギャップができたので、下に植えていたミズナラが大きく育ってくれないかなぁ…。

↑ 左/伐採前(05/09/06)・右/伐採後(05/09/07)
↑ 左/伐採前(05/09/06)・右/伐採後(05/09/07)
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Sony DSC-U20