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2005年01月30日
■北海道環境教育ミーティング■
 二年ぶりに北海道環境教育ミーティングに参加。昨年は日程の都合がつかなくて参加できなかったのだが、今年は滝野青少年山の家での開催ということなので、近いから参加。全行程参加できたわけではないが、まぁ主要部分は参加することができた。

 参加者の大部分は20歳代後半から30歳代前半。私などはかなり年配の方に該当する。
 環境教育なんて関係ないはずの私がなんで参加しているのか。強いて言うならば、「怖いもの見たさ」ならぬ「おもしろびと見たさ」とでも言おうか。ふだんは当然ながら技術者中心の交流が多いのだが、最近のように北の里山の会を通しての活動が増えてくると、だんだんといわゆる「理科系」じゃない人たちとのふれあいも多くなってきた。これは偏見かもしれないが、仕事で付き合う人たちとは比較的理屈で付き合えるので、楽。ことばを換えて言えば、「左脳」でのおつきあい。でも、ほかの場合は…。ということで、このミーティングに参加して「右脳」のおつきあいもしてみようかな、なんて考えたわけ。

 ワークショップは『うえから眺めてみると見えること』に参加。GISの話から、自分たちでつくる「感じの地図」まで、いろいろありました。午後からフィールドを歩き、「感じたこと」を地図にする作業は、ちょっとした工作タイムで、すっかり盛り上がってしまった。約1時間半ほどスノーシューをつけて森の中を歩き、自分たちが見てきたもの、感じてきたものを地図にする。「地図をつくる」ではなく。「地図にする」がミソ。3グループに分かれてフィールドを眺め歩く。注目するものは人それぞれ。またそれを表現する地図もグループによってまるで違う。
 あるグループはビニールを使って立体的な地図に。高低差を目で見える形に表現し、絵や説明を小さなパネルにして貼り付けていく。あるグループは、「だらだら感」を出したいといって、コースを輪でくくり、ダケカンバの樹皮に俳句を添える。それが地図。
 私たちのグループは「遊雪絵巻」。歩いたコースの縦断形状を細長い巻物に書いて、気がついた「森のおもしろもん」を写真として貼り付けていく。題字はダケカンバの樹皮に。私の今回のお気に入りは「ミス滝野」と名付けたダケカンバ。男女はないだろうというかもしれないが、その樹皮のなめらかなクリーム色、たおやかな枝先。これを「ミス」と呼ばずになんという。 
 まぁまぁ、帰ってきてからはだいの大人が夢中になっての工作タイム。時間内につくり終えることができず、夕食後も必死で作業に励む。8時前にようやく完成。そしてプレゼンの打ち合わせ。

 今回はずいぶんたくさんの人たちとお話ししてきた。名簿には67人の参加者が載っていたけれど、以前から知っていた人は22人、今回初めてお話しした人は26人、残念ながらお話しできなかった人は19人でした。また、来年もいこうかしら…。

↑ 今日はいい天気(05/01/30)
↑ 札幌の空中写真にlandmarkを入れていく(05/01/29)
↑ 森のお宝は…(05/01/29)
Sony DSC U-20