2004年09月10日 | |
■台風18号■ | |
恐ろしい風だった。夜中から強風が吹き始め、寝ているときでも数分おきに地震に見舞われているかのように家が揺れた。
それでも、ここまでひどいことになるとは夢にも思わず、台風はそろそろ小樽沖か、などとテレビを見ながら事務所に出かけてきた。最近事務所のベランダが喫煙スペースなのだが、とてもとてもベランダでたばこを吸っているような余裕はない。事務所のマンションに引き込まれている電線や電話線は、今にも引きちぎれんばかりに風に流されている。 事務所から見える保存緑地のトドマツ林はまるで幼木が風になびいているかのように大きく揺れている。とても樹高が20mもあるような木には見えない。きっと林内では枝が吹き飛ばされているのだろう。その裏の住宅が木々の間から見えだした。鬱蒼とし、とてもその後ろ側に住宅地が広がっているようには見えていなかったのに…。 お昼に家に戻ると、すでに停電。 午後になり、少し強風も収まってきた頃、奥さんからメールが入った。「真駒内公園のポプラが全滅」 ついつい野次馬根性丸出しで真駒内公園に走ってしまった。国道は通行止めなので、脇道に車を止め歩いて近くまで行く。交通整理のお巡りさんのそばを通って写真撮影に。たぶんこんなに風倒木がでている状態はもう一生見ることはないのでは、と思うほどに公園のポプラがなぎ倒されていた。 支笏湖線に面した家々はすべて停電。信号機もほとんど消えている。隣のコンビニはとても大変なことになっている様子で、午後3時過ぎには生もの扱いの商品はどんどん棚から片づけられていた。 事務所も停電になったら帰ろうかと思っていたのだが、どういう訳か停電にならずに済んだ。ほぼ定時まで働き、帰宅。残念ながら我が家は停電。幸いマンションではないので、給水まで止まることはなかったが、キャンドルナイト。なんとなくキャンプ気分で、もう寝よう、といいつつグラスをロウソクにかざしながら奥さんと語り合う。こんなに長い停電は初めてだった。 |
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↑ 風になびくトドマツ林 (04/09/08)
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↑ 真駒内公園のポプラ (04/09/08)
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↑ 接ぎ木のプンゲンストウヒは接ぎ目からポッキリ (04/09/08)
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Canon EOS 10D |