前回も書いた「草間彌生展（クサマトリックス）」に行ってきた。お薦め！

　中でも「蛍の群舞の中に消滅するあなた」。
　残念ながらというか、当然というか、美術館の中は撮影禁止なので写真で紹介することができない。

　鏡張りの真っ暗な小部屋に天井から小さな発光ダイオードが無数にぶら下がっている。自分の足元さえおぼつかない暗さの中で、ときおり色調を変えながら光り輝く。まるで無重力状態にいるような気持ちになる。宇宙空間で漂うとは、こんな無限と感じる空間に投げ出されることなのだろうかと思う。
　限りない浮遊感。
　そのままいると、上下左右の空間認識ができなくなるのではないかとさえ思えた。

　さて、気分は転換できたか？
　さて、さて、さて……。