木々もすでに葉を落としきり、いつ雪が降ってもよいように準備万端というところ。いつもの年ならば、うっすらと雪化粧している雑木林の林床も、今年はまだ落ち葉に覆われている。

　そういえば、うちの冬支度はまだだった。奥さんのひとことでようやく重い腰を上げ、今日はちょっとだけ冬支度。夏のものを物置にしまい込んだり、除雪機の試運転をしたり…。いつもなら終わっているはずなのに、ついつい暖かさに油断して今まで過ごしてしまった。危ない危ない…。

　ついでに、もう何年も前から使えなくなっていたカヤックの処分も。そのままの大きさでは粗大ゴミにも出せないということなので、プラスチック用の鋸歯を買ってきて切断した。カナディアンは貰い手がついたので先日引き取ってもらった。これでカヌー関係の品々はすべてなくなってしまった。あまり極めることのなかった趣味だけれども、10年ほどは楽しんだだろうか。もうやらないだろうなぁ、とは思いつつ、なくなってみるとどことなく寂しい。

　家の中では、奥さんが季節にあわせてさまざまなオブジェを飾っている。ふと窓を見るとサンタらしい人形が下げられていた。「NOEL」って名前がついているようだ。赤い服は着ていないけれど、帽子やひげなどから見ると、きっとサンタなんだろう。
　私にサンタが来なくなってからはもう数十年にもなるし、うちの子供たちに来なくなってからも数年になるなぁ…。

　明日からはもう12月。先生でもないの走り回ることになりそう、なんせ「森林と市民…」のつけが大きい。