昼過ぎに滝野の現場に打ち合わせに行くと、ちらりほらりと雪が舞ってきた。ドカ雪がきたらどうしよう、なんて頭の中をかすめるのだが、予報ではしばらくは保ちそう。何せ、ササ刈りをお願いしているので、多少の雪はいいとしてドカ雪は何とか勘弁願いたい。

　滝野から戻って川沿の方にいくと、雨である。やや大粒だが、霙には至っていない。このまま冷えれば雪だろうな、と思いつつ、帰りしなに振り向くと、雲が上がって藻岩山が見えだした。ウサギ平・Aコース・南斜面は真っ白。雲で見えないけれど、山頂付近も雪に包まれているだろう。この雨もちょっと標高が高くなると、もう雪のようだ。

　石山緑地で藻岩山を撮影して、ふと南の空を見ると、厚く雲に覆われた北の空とは対照的に夕焼けだった。札幌岳や空沼岳がシルエットで浮かび、ずいぶん南の方に落ちるようになった太陽が低い雲を茜色に染めている。

　「助かった！」。明日あさってと滝野で根系調査。このぶんだと雪には降られずにすみそうだ。まだ現地調査が終わっていないのは怠慢だけれども、何やかにやとがんばっているのはお天道様も見てくれているようで、今年は雪を降らすのをちょっと遅らせてくれている。お天道様に感謝々々…。