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2003年08月29日その2
■森の生き物たち■
 フィールドに入ると思わぬ生き物たちに出会うことが多い。一番多いのは昆虫なのだが、はっきりいってよくわからない。それでも蝶やハナバチが密を吸っている姿をじっと眺めるのは楽しい。

 富良野川上流にある砂防ダムの袖に、なかなか植物が侵入してこない、ということで現地を見に行った。

 ちょうどバッタの交尾期で、地面に足を踏み入れるたびにバッタが飛び上がっていく。つい面白がって、ずい、ずいっとバッタのいるところに分け入ってしまう。驚いたバッタたちは、また飛翔する。逆光でとらえたバッタはきらりきらりと舞い、今度はきれいだからといって、また驚かしてしまう。ちょっと罪なことをしたかな?

 翌日、一人で写真を撮っていると、子狐が近づいてきた。子狐とはいっても眼光鋭く、まさに獲物をねらうような目で近づいてきた。1mほどにも近寄ってきただろうか?思わずたじろぎ、目を合わせ睨みあうことになってしまった。怯んだのは向こう。しかしその後も私の周りをうろうろしている。目線の先をみると、どうも私のカメラバックが目当てらしい。何もおいしそうなものは入っていないはずなのだが…。

 その後道路に出ると、観光客が車を止めて子狐に近寄っていく。しかし彼はどこ吹く風で、悠々とあちこち自分の興味のありそうなものに目を向けながら立ち去っていった。

 よほどのことがない限り熊と出会うことはなさそうだが、子狐一匹でも一人で出会うとどことなく心細い。

↑ 舞い上がるバッタの群れ
(03/08/27)
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↑ 虎視眈々と
(03/08/28)
Sony DSC-U20/DSC-F505V