…。
つまり、日和見を理解するとは、声なき人びとや動けない人びとに寄り添うということではないだろうか。
何が正義で、どう行動すべきか、その理由と理屈を考えることはたやすい。
難しいのは、人びとが行動しない理由を考えることであり、なぜ人びとが正義に従わないかを考えること。そして、不正義を前に、じっとこらええつつ、逆転の時期をつかみとること。これこそ、ほんとうの悪あがきの力なのだろう。