怒る『技術』

辛 淑玉

効果的に怒る方法・その1−技術編

1.感情を簡単な言葉にする

2.同じ言葉を繰り返す

3.ストレートに表現する

4.いつもの声の高さで話す

5.相手の方に体を向け直視する

6.話の内容のポイントは「具体的な指摘」

いつでも、具体的に相手の言ったこと、やったことのどの部分を自分がどう感じたのかを伝えることです。

7.一回につき一つの「怒り」

怒り始めると、どんどん怒りが湧いてきます。あれもこれも、これもあれもと。しかし、これはルール違反だと肝に銘じましょう。怒るときは、具体的に一つのことにしぼる。それが確実な問題解決につながります。

8.目の前の、小さなことから実践してみる

9.目標を決める

10.人間関係の継続を示す、シメの言葉

意志を伝えたら、必ず、相手との人間関係を築き直すボールを投げる。「聞いてくれてありがとう」・「気持ちをちゃんと伝えられて良かった」・「話す時間が持てて良かった」・「思いを伝えられて、ほっとしています」・「関係を改善しようとしてくれたことに感謝します」など、人間関係を切るのではなく、発展させていくために意思表示をしたのだと伝えて下さい。

このとき、説教調になったり、怒ったことに対する言い訳をする必要はありません。ただ、意志を伝える時間が持てたことを相手に感謝して、その思いを伝えるのです。

2004/07/28
辛 淑玉(しん すご),2004,怒りの方法,114-123p,208pp,岩波新書,岩波書