ARCSからのメッセージ

きたぐに独自の みどりづくり技術を!


  毎日「環境」ということばが新聞紙上に載らない日はありません。目にはみえないダイオキシンの問題から、シマフクロウなどの貴重な野生生物の話まで、実に様々です。

  そのなかに、目で見ることができるし、また身近なものとして「みどり」の問題があります。豊かで潤いのあるくらしには欠かせないもの、という認識はすでに誰もが持っているものと思います。 

  これまでの「みどり」づくりのあり方をみると、林業の場面は別として、もっぱら公園での木の植え方を手本にしてきた、といえるでしょう。しかし、今「みどり」づくりに問われているのは、例えば道路防雪林や亜高山地域での斜面の森林復元など、環境条件の厳しい場所でも確実につくることができるか、ということです。公園で木を植える技術を単に応用するだけではうまくいきません。この技術はもっぱら本州方面で発展してきたもので、気象条件の厳しい北海道にそのままあてはめることができないのです。風が強い、雪が多い、 土壌が凍結するなどの厳しい環境条件のなかでも確実に「みどり」をつくることができる北海道独自の技術が求められています。 

  地域独自の「みどり」づくり技術を編みだしていくためには、真摯に「自然」の姿を読まなければなりません。現象の中に、「みどり」をつくるためのヒントが隠されています。現象を的確に捉え、それを技術として展開していく姿勢が必要だと考えています。

  有限会社アークスは、数少ない、「みどり」づくり計画を専門とするコンサルタントです。「現象から技術を」を合言葉に、きたぐにの「みどり」づくりに取り組んでいきたいと考えています。